6月14日、シアターBRABAにて上映された、
「第17捕虜収容所」を観てまいりました。

舞台は太平洋戦争末期のアメリカ空軍の捕虜が集められた収容所、
「第17捕虜収容所」
生まれも育ちも違う男たちが閉じ込められ共同生活を強いられていました。

三宅健演じるセフトンと同室のメンバー9人は、クリスマスも間近に迫ったある日、
自由を求めてスイスへの脱走を計画します。
だが、先に脱走した二人が待ち伏せされていたドイツ軍によって射殺され失敗してしまいました。

仲間のフリをしたドイツ軍のスパイが脱走計画の情報を流していた・・・・・・・・。

一人、よくドイツ兵と物品交換の取引をし快適な生活を送っていたセフトンを仲間たちは
疑い始めました。
翌日、空いた二人分を埋めるかのように新しい捕虜が入ってきました。

売れないコメディアンのリード、富豪の息子ダンパー。
二人はここに運ばれてくる前に弾薬や武器が乗った列車を爆破した話をしました。
またしてもスパイによってこの情報が流され爆薬を仕掛けたダンパーは連行されてしまいました。

ダンパーに突っかかっていたセフトンにますます疑惑の念が濃くなっていきました。


以上が大まかなあらすじです。
男所帯なので隣の棟にロシアの女性捕虜が収監されているとわかっただけで大騒ぎしたり、
胸とお尻どっちが好きで軽くケンカになったりとおもいっきり男子校のノリで
バカでやかましいな〜〜〜〜〜〜と思いました。

でも、出会って数日しか経ってないダンパーのために命をかけられ、本気で助けたいと思うことに
感動してしまいました。
特に感激したのが仲間達を束ねるリーダー。
スパイのせいで拷問を受けたり、仲間が死んだのにスパイを囮として使うのをためらい、
説得しようとしました・・・・。
スパイの事も仲間だと思っていた事にジーンと来てしまいました・・・・・。
怒りに震えていた仲間たちも囮に使ったスパイが射殺されてしまうと涙流しているような
声がして本当はこの人たちも嫌だったんじゃないかと思いました。

スパイが射殺される時の機関銃の音が凄い大きくて生ナマしくて凄い怖かったです・・・

最後、セフトンが武器庫を爆破して
「やりやがったあいつ・・・・・」
というセリフで終わるんですが大団円じゃないよっ!??
ダンパーを連れて逃げたセフトンが無事スイスに逃げられる保障は無いし、残った仲間も
武器庫を爆破されてるは、二人逃げてるはで逆鱗に触れたドイツ兵に処刑されるかもしれない・・・・。

戦争が終わって何年かしてどこかのバーで再会を喜んでいる彼らを想像したいです・・・・。

実はあたし、スパイなんていなくて部屋に盗聴器が仕掛けられていると思い込んでました。
思いっきり裏切られました・・・・・・・。
そうかメモか〜・・・・・・、その時代まだ盗聴器ないか〜〜〜〜・・・・・・。